ピアノの複雑な譜面は、オケや弦楽合奏、歌+伴奏のスコア楽譜を、2段譜に押し込めて書かれているから、という場合が多いです。

例えば、右に5個の音符の和音があるとします。観察すると、2つの音は棒が上に、3つの音は下についている。こういう場合、縦に5個音を読まず、2つのパートに分割して読むと便利です。そのパートごとに横へ読んで行くと、1段の楽譜が頭の中で2段譜として理解できます。

その応用で、1段に3段譜以上のものが書かれている場合、また、アクセントやスタッカートなどを用いて、パートの違いを示している時もあります。

右手、左手に複数の役割(パート)を持っていると思って、初期段階から読む習慣があると、曲の成り立ちも一緒に理解しやすいです。頭の中でどう組み替えれば、譜面が読みやすくなるか… 楽譜が複雑、と感じたらまず観察。紐解いてみると、面白い発見があるかも。

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