初めての「レッスン見学」、連休の早朝より、10人の先生がいらしてくださいました。群馬・埼玉・千葉から来てくださった方も。全員の先生方と「初めまして」。ご来場いただき、ありがとうございました。

このお話が来た時に、自分の指導の軸を聴いていただきたいと思い、生徒は10代(小5・中1・高2)、テキストはバッハ(インヴェンション・シンフォニア・平均律)&エチュード(ツェルニー30・40・ショパン)と絞りました。それを目当てに参加してくださった先生もいらっしゃいました。

自分が何を大切にしているか、改めて考えるチャンスにもなりました。いかに基礎を、コツコツ積み上げていけるかどうか。

そして、3人のモデル生を引き受けてくれた生徒たち。この見学会を一緒に創り上げてくれて、ありがとう!

当日配布した資料の一部です。

レッスン見学資料
第1段階 <譜読み>
①指使い
②パッセージ、和音を構える(型・面で取る)
③区切る
④メトロノームを使う
⑤頭で構造を理解しながら弾く(形式、調性、モチーフ、声部など)

第2段階 <表現、暗譜>

①頭の中でのイメージ→そのイメージを音にする
②作曲家の持つ音楽語法、曲の背景
③音以外の感覚へ繋げる(温度、香り、視覚等)
④音を覚えるのではなく、楽譜を覚える
⑤コマで覚える感覚、頭のページをめくって暗譜
⑥頭の中だけで通せるかどうか
⑦本番1ヶ月前が暗譜の最終リミット

第3段階 <仕上げ・本番対策>

①色々なピアノ・場所・人前で弾く機会
②確認練習の強化(丁寧な聴き方)
③深い集中力(瞑想・呼吸など)
④コンディションの良くない時にぱっと弾く練習
⑤録音・録画の強化(客観的な視点)
⑥インスピレーション(霊感・気づき)
⑦イメージトレーニング
⑧コントロールセンター(10%の客観性)

<本番前の調整>

①体調管理(食事・睡眠・運動)
②本番前に疲れ過ぎず、リラックスで緩急。感動スポンジの調整。
③I mustではなく、I want
④周りの目や評価が気になっている間は、曲とのコミットが足りないサイン
⑤自分が納得できるか、のバロメーター
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