Blog レポートコラム リサイタルへのプロセス ②奏法/練習/体力/メンタル編 2021-11-05 本番は「準備」が全て。今回のリサイタルへ向けて、課してみたいことがありました。 1、新たな奏法での試み 2、煮詰まって負のオーラを出さない 3、メンタルと体力の回復力 ・・・で、試みた実験リポート。 【奏法】 40代以降、翌日・翌々日に練習の疲労が残ることが増えてきていました。特に本番前に練習が詰まってくると、腕の疲れ...
Blog レポートコラム リサイタル2021へのプロセス ①プログラムに関して 2021-10-28 私にとっての自主リサイタルは「論文発表」に近い感覚です。リサイタルという形で「出してみる」ことで、自分の中でクリアになっていくことが多いです。プログラミングがユニーク、という感想はよくいただくのですが、前のリサイタルが終わって1年ぐらいは興味のままに楽譜を取り寄せたり自由に弾いたりし、だいたい1年前から頭の中でまとめて...
Blog コラムレッスンおすすめ ソルフェージュ〜基礎を鍛える、耳を磨く 2019-08-05 拍子やテンポの安定、読譜の速さ、声部の聴き分け、リズムの捉え方など、これらを鍛えるのに一番いいのは、ソルフェージュと思います。若い頃からピアノを弾くのとは別に、ソルフェージュに取り組んでおくことは、演奏の質向上へ繋がります。 例えば、リズムや拍子のよくないところを、音を出さず手拍子や指揮をしてから弾くと、何度も同じ箇所...
Blog コラム練習の仕方 レパートリーをどう作るか・2〜実践編 2019-07-11 今回は実践編。ひとつのやり方として、ご紹介できればと思います。 ◯Aさん(中1、小5秋より生徒) A群 夏のコンクール用レパートリー(計15分) 1、古典 2、近現代 3、現代 B郡 秋へ向けての新レパートリー 譜読み中(計12分) 1、古典ソナタ 2、ロマン派 C郡 エチュード・バッハ ◯Bさん(高1、小4秋より生徒...
Blog コラム練習の仕方 レパートリーをどう作るか 2019-07-03 若いうちにレパートリーをどう作って行くか。”目前の本番曲しかさらわない” これだとレパートリーを広げていけません。練習の1~2割でよいので、譜読みをして次のレパートリーを見ていく習慣を付けておきたいです。 生徒たちを見ていて、このやり方で、目前の本番が多少うまくいかないことがあっても(その1〜2割の練習を本番曲に当てて...
Blog コラムレッスン練習の仕方楽譜の読み方 複数のアドヴァイスをどう生かすか 2019-06-13 複数の先生にレッスンを受ける際のコツ。例えば、同じ箇所に関して、A先生は「数小節先のフォルテへ向けて、少し控えた方がいい」、B先生は「ブリランテ(華やかに、輝かしく)と書いてあるから、明るくキラキラした音で」と、一見、違うことを言われているような時、どうしたらよいか… どちらが真実? どちらも真実。つまり、「先の盛り上...
Blog レポートコラム 空海と仏教曼荼羅 2019-05-31 今日の午前中は、6/2までの開期でギリギリセーフ、前売りを買ってあった「国宝 東寺〜空海と仏像曼荼羅」展を見に上野へ。知れば知る程、音楽と空海の真言密教は共通点が多い、と感じます。曼荼羅は、言葉だけでは表現できない仏教世界を視覚化。宗教の概念の世界を、芸術で表現するとは、なんと斬新な発想だろう。今に至るまで影響を与え続...
Blog コラム練習の仕方楽譜の読み方 「動き」から「響き」へ 2019-05-23 面白く、楽しく、深く、魅惑的で不思議な「響き」の世界。 スタッカート、アクセント、強弱、ニュアンス表示も含め、作曲家が書いた譜面の全てのインフォメーションを、ひとつ残らず演奏してみたい、と思うことがあります。そこに、和声、フレーズ、構成、転調など読んでいくのですから、ある程度、動きの段階で「弾けている」次元にするのも、...