本番は「準備」が全て。今回のリサイタルへ向けて、課してみたいことがありました。 1、新たな奏法での試み 2、煮詰まって負のオーラを出さない 3、メンタルと体力の回復力 ・・・で、試みた実験リポート。 【奏法】 40代以降、翌日・翌々日に練習の疲労が残ることが増えてきていました。特に本番前に練習が詰まってくると、腕の疲れ...
コラムの記事一覧
私にとっての自主リサイタルは「論文発表」に近い感覚です。リサイタルという形で「出してみる」ことで、自分の中でクリアになっていくことが多いです。プログラミングがユニーク、という感想はよくいただくのですが、前のリサイタルが終わって1年ぐらいは興味のままに楽譜を取り寄せたり自由に弾いたりし、だいたい1年前から頭の中でまとめて...
8/16,17はピティナ全国大会E級の審査、18は生徒が出場していたF級を聴きに、浜離宮朝日ホールへ連日足を運びました。6月〜8月の審査も一区切り。沢山の熱演を聴かせていただきました。 印象的だったのが、どの審査会場も欠席者が少なかったこと。ホールの本番で弾きたいという気持ちが、ひしひしと伝わりました。前日〜当日の過ご...
拍子やテンポの安定、読譜の速さ、声部の聴き分け、リズムの捉え方など、これらを鍛えるのに一番いいのは、ソルフェージュと思います。若い頃からピアノを弾くのとは別に、ソルフェージュに取り組んでおくことは、演奏の質向上へ繋がります。 例えば、リズムや拍子のよくないところを、音を出さず手拍子や指揮をしてから弾くと、何度も同じ箇所...
今回は実践編。ひとつのやり方として、ご紹介できればと思います。 ◯Aさん(中1、小5秋より生徒) A群 夏のコンクール用レパートリー(計15分) 1、古典 2、近現代 3、現代 B郡 秋へ向けての新レパートリー 譜読み中(計12分) 1、古典ソナタ 2、ロマン派 C郡 エチュード・バッハ ◯Bさん(高1、小4秋より生徒...
若いうちにレパートリーをどう作って行くか。”目前の本番曲しかさらわない” これだとレパートリーを広げていけません。練習の1~2割でよいので、譜読みをして次のレパートリーを見ていく習慣を付けておきたいです。 生徒たちを見ていて、このやり方で、目前の本番が多少うまくいかないことがあっても(その1〜2割の練習を本番曲に当てて...
昨日は演奏会をはしご(また後日記事にする予定)、帰宅したらこちらが届いていました。5月末〜6月初旬にアメリカで行われたヴァン・クライバーン国際ジュニアピアノコンクールのプログラム。現地へ聴きに行っていたピティナ事務局のKさんから頂きました。重かったと思うのですが、貴重な資料をいただけて感謝です。 私は5年前、生徒に同行...
Pianist, Piano teacher