(Photo by Shuko SAEKI)

(※感染症対策を徹底し、写真撮影時のみ一瞬マスクを外しています)

幸せな時間でした。宴のような一夜。コロナ禍で始まった小林仁先生によるZoomインヴェンション&シンフォニア勉強会から端を発したコンサート、先生と繋がる門下生&勉強会参加者が47名、海外や地方からも集いました。

門下のつながりを何十年経っても大切にできるのは、ひとえに先生のご人徳です。常に探求と好奇心を持ち、瑞々しい感性で私たちに接してくださる偉大な存在。その先生のコンサートに出演できたこと、そして実行委員の一員として関われたこと、感無量です。ご来場いただいた皆様(K田さん、M野さん、E藤さん、O形さん、F君夫妻、ありがとう!)、そしてお世話になった関係者の皆様、ありがとうございました。

(左上から時計回り:コンサート当日いただいた先生の編曲集楽譜とプログラム→スタインウェイ北青山での合わせ→スタジオサーカス 都立大学での合わせ→北青山の帰り、表参道のイルミネーション→先生宅でのレッスン)

オミクロンの影響で海外からの参加予定の方が難しくなったのが12月初め。ハンブルクから参加した共演の伊藤君は無事入国してから14日間の隔離生活、明けたのがコンサート前々日で、そこから急ピッチで合わせました。先生がこのコンサートのために書き下ろしてくださった初演作品、伊藤君とは初共演、2台ピアノ久しぶりの私…と合わせるまで心配していたのですが、すーっと1回目から入れて学生時代に戻ったような感覚でした。この前の及川さんの時にも似た感覚があって、ホント不思議ですね。スタジオへの移動中は学生時代の話で大笑いし、また彼の勉強っぷりにも刺激を受けたのでした(コロナ禍の自粛中、まだやっていなかった平均律を全部勉強し暗譜したそうな…スゴイ!)。

演奏したブラームス交響曲第2番の第2楽章、大好きになりました。この頃は、ヴァイオリンコンチェルトやヴァイオリンソナタ「雨の歌」も書かれた時期。ペルチャッハという避暑地で書かれた作品で、この地を訪れたことのある伊藤君から雰囲気を聞けたのも参考になりました。伊藤君ありがとう!合わせから本番まで楽しい3日間でした。そしてまた皆さんと集えることを願っています。

おすすめの記事