お隣の金木犀がいい香りを運んでくれます。涼しい風が気持ちのよい季節、過ごしやすい日が増えてきました。9月は健康面メンテmonth。ひと通りの健康診断に加え、眼科や婦人科の検診にも行ってきました。そして月末には、痛んできていた親知らずを抜きました。初めて抜くので不安もありましたが、今のところ順調。身体を整えると安心感があります。そして仕事と練習、健診の合間を縫って、日本音コンを聴きにトッパンホールへ数日足を運びました。
一次24人/二次6人/三次8人、聴きました。一次の課題はベートーヴェンソナタ。1楽章or2楽章、どちらが当たるかでだいぶ印象が変わるのだろうかと思いきや、演奏者の作品への理解・解釈・力量は、どちらの楽章でも十分伝わってきました。印象的だったのは、ソナタ5番ハ短調1楽章を弾いた方がいらして、見事な演奏でこの曲の新たな魅力を教えてもらいました。日本音コン、難易度の高いと言われる曲を選ばないといけない?なんていう先入観も飛びますね。演奏者が作品と深いところで一致していれば、選曲の難易度は関係ないのかもしれない。これは三次まで聴いた感想でもありました。「こんなに鮮やかに聴こえるなんて!」という新鮮な感動を与えてくれることが、けっこうありました。自分の波長に合った作品を演奏すること、大事だなと思った次第。
二次、三次と聴き進めていく中、今回は各ラウンドでピアノのメーカーが変わったことへの感度も問われたように感じました。楽器とホールを味方につけての響づくり。楽器を持ち歩けないピアニストならではのスキルかもしれません。審査結果も気になる所ではありましたが、私の中で印象に残った若いピアニストたちの存在が強く心を捉えました。ほんの一部しか聴かなかった中でも「いい演奏だった」と感じ入ることのできたピアニストたちの名前は、確実にインプットされました。またどこかで演奏を聴ける日を楽しみにしたいです。
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最近、可愛らしい生徒(7歳)が我が家に来てくれるようになって、新鮮なエネルギーをもらっています。年次を重ねてくるとシビアな面にも立ち会うことも。楽しいだけでは済まされないなぁ、と感じることも多々あるのですが、彼女を見ていると何をやっても「楽しい」。この前、初めてペダルを使ったら「ペダル楽しい〜」。そっかぁ、音が重なって響くのって楽しいよね。なんだか私まで楽しくなってきた。やっぱりここが原点!インスピレーションも湧いてくる。
そうだ、うちの小学生たち用に指強化グッズを編んでもらおう、とオーダーしました。検索したらピアノお手玉なるものが良いとのことで、ちょっとアレンジしてピアノクッション。色も可愛いでしょ?ドイツ製の毛糸で編んであります。リズムのスウィング練習にもなるとのことで、クッションダンスをやってみたり。周波数(血圧?)上がります😆