Blog レポート生徒卒業生 温涙、そして次なる道へ 2019-06-24 この1週間は数年ぶりに2度母校へ。受験を共にした大学生・高校生の生徒がそれぞれ3年生になり、奏楽堂での公開実技演奏会・試験に臨み聴きに行ってきました。 知り合ったのはまだ小学生だった頃。中学生になって本格的にレッスンへ来るようになった2人。様々な経験を重ねて、あの頃からは想像もできなかった大曲を堂々と弾くステージ姿に、...
Blog コラムレッスン練習の仕方楽譜の読み方 複数のアドヴァイスをどう生かすか 2019-06-13 複数の先生にレッスンを受ける際のコツ。例えば、同じ箇所に関して、A先生は「数小節先のフォルテへ向けて、少し控えた方がいい」、B先生は「ブリランテ(華やかに、輝かしく)と書いてあるから、明るくキラキラした音で」と、一見、違うことを言われているような時、どうしたらよいか… どちらが真実? どちらも真実。つまり、「先の盛り上...
Blog レポートコラム 空海と仏教曼荼羅 2019-05-31 今日の午前中は、6/2までの開期でギリギリセーフ、前売りを買ってあった「国宝 東寺〜空海と仏像曼荼羅」展を見に上野へ。知れば知る程、音楽と空海の真言密教は共通点が多い、と感じます。曼荼羅は、言葉だけでは表現できない仏教世界を視覚化。宗教の概念の世界を、芸術で表現するとは、なんと斬新な発想だろう。今に至るまで影響を与え続...
Blog レポート 楽譜を正確に読む深さ 2019-05-29 今日は、東音ホールであった、ジャック・ルヴィエ先生の公開レッスンを1枠聴講してきました(本当はもっと聴きたかったのですが…)。ベートーヴェンでは、楽譜を徹底的に読みきっていく奥深さを、改めて感じ入りました。先生の正確な読譜から出るラインや音のシェイプは、あるべき姿が譜面からそのまま立ち上がってくるよう。強力な説得力。 ...
Blog 練習の仕方 練習ライフ 2019-05-28 中高生のピアノにおいて、自分に合った練習ライフ創りへ、本格的な模索がスタートする時期だと思います。 「どうして上手くいかないのか」、疑問が出てきた時は一番のチャンスで、そのための工夫を考えることで、自分の練習方法をもうひとつ創ることができます。 案外ピアノに向かわない時間にヒントがあることも。「いい感性があるのに、練習...
Blog コラム練習の仕方楽譜の読み方 「動き」から「響き」へ 2019-05-23 面白く、楽しく、深く、魅惑的で不思議な「響き」の世界。 スタッカート、アクセント、強弱、ニュアンス表示も含め、作曲家が書いた譜面の全てのインフォメーションを、ひとつ残らず演奏してみたい、と思うことがあります。そこに、和声、フレーズ、構成、転調など読んでいくのですから、ある程度、動きの段階で「弾けている」次元にするのも、...
Blog レッスン練習の仕方楽譜の読み方 ソナタ形式のアプローチ 2019-05-14 ソナタは「コース」を弾いていくような面白さを感じます。ここのところ、ソナタのレッスンが多いので、ちょっと書いてみます。毎日練習していると、「構成」が溶けやすい時期があるので、要所で再確認してみると新しい発見があるかも?! 「ソナタ形式」をさらっとおさらい。提示部・展開部・再現部。提示部には2つの主題(第1テーマ、第2テ...