レッスンに加えて、審査することの多い日々を過ごしています。1年自粛を経ての実地コンクールは、ステージで弾ける喜び、また審査員のアドヴァイスをもらって多角的に考えたい、自分を成長させたい、という意欲を、参加者の方の演奏から受け取っています。私たちは自分という「ストーリー」を生きます。日々起こることをどう捉えるか。それが自分の「ストーリー」になる。それは独自のものであり、他と比べようもない唯一のもの。「ピアノ人生を、自分らしく生きる」…今年の審査で感じています。(演奏についての感想などは、8月末にまとめて書こうと思っています。)

さてステイホームな夏休み。ピアノを弾く以外の練習もあるよね、ということで、おすすめをいくつか。最近見つけたYouTubeチャンネル。わかりやすくまとめていて、話がスーッと入ってきます。大作曲家シリーズもおすすめしたいところですが、ここでは音楽史のバロック編を掲載します。知っているつもりのことの復習にもなります。「厳選クラシックちゃんねる」

バロックと言えば、最近このチャンネルがお気に入り。古楽演奏の素晴らしさ、そして風景からもヨーロッパの香りが感じられて素敵なコンテンツが多いです。演奏者が曲解説している映像には英語表示があるので、大体でも理解できるのがありがたい。

作曲家関連の映画もオススメ。時代の雰囲気など参考になります。バロック続きで、DVD「アンナ・マグダレーナ・バッハの思い出」。ストーリーとして楽しめるタイプの映画ではないですが、バッハの生きていた時代をリアルに感じられます。

暑いのに本を読むのはシンドイ人もいるでしょうか(私は、夏には向かないディープな本たちを遅々と進め中)。数冊ご紹介。まずこちら。1問1答で、悩みごとに短く読めます。「困難を分割せよ」(デカルト)は、しょっちゅうレッスンで使わせていただいてます。

そして先日審査でご一緒した内藤晃先生訳のこちら。マスタークラス方式でレッスンしていたリストの記録。どんな曲をレッスンしていて、コメントを言っていたのか知ることができて面白いです。パラパラとめくって興味のあるところをピックアップできるので、ちょっとした休憩にも読みやすいです。

表現のイメージを楽譜から読む時、ピアノを弾かないところで感じることが、とても大きいと感じます。彩り豊かな響きのイメージへ、参考になれば嬉しいです。

♪♪♪

特級二次へ応援いただいた皆様、ありがとうございました。大人になり、独自のピアノ道を歩み始めている2人。「あの経験があったから、今の自分がある」と言える生き方へ、繋げていくと思います。また名前を見かけることがありましたら、ぜひ応援ください。

1日目トップバッターだった陽花さんの演奏→ こちら/演奏後のインタビュー

2日目の詩子さんの演奏→こちら/演奏後のインタビュー

おすすめの記事