暑かった夏から秋の訪れを感じる今日この頃。やっと涼しくなってきました。

11/4アルニム 教授のベートーヴェン後期ソナタ講座で、Op.109の演奏担当をいたします。アルニム先生のベートーヴェンの世界、私も楽しみにしています(終了いたしました)。

 

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9月近況です。お世話になっている大野先生の新しく開設されたサロンでレッスンを受けてきました。ヴィンテージのベヒシュタインとNYスタインウェイが入っている開放的なサロンは、いつものレッスン室(ベーゼンフルコンとスタインウェイフルコンの2台とこちらもゴージャス)とはまた違った響きで新鮮!先生のところでは、脱力・支えの細かい奏法に加えて、私には思いつかない発想の数々に、毎回「!?!」となりながら家に持ち帰って吟味し実験…を繰り返しています。初レッスン(2019年12月〜)からつけている「気づきノート」の分量もだいぶ増えてきました。

恩師・小林仁先生の平均律オンライン講座、今月は2回とも受講できました。3週間に1回ペースで行われています。今回の第4番cis-mollでは演奏担当もしました→YouTube。8月下旬猛暑の中での自宅録画。cis-mollの深い精神性…特にフーガは、十字音型のテーマを40回(しかもC-durフーガと同じく、テーマのはじめの音が全ての音階音から始まる構成)弾きます。十字架のパッセージをこれだけ手の中に入れ続けることでイメージされる身体的な痛み→ 主調cis-mollでのテーマ応酬→5声の厚みで和声的要素が強くなる最終ページの高まりは、プレリュードから弾くと映画を見ているような感情の変化がありました。バッハが調性をどう料理しているのか、先生の講座を通じて1時間半、気づきの多い時間です。

コンクールも聴いてきました。音コン三次は午前中4人を聴きました。1人約40分のハーフリサイタル。ただただ曲の物語に吸い寄せられる素晴らしい演奏にも出会えました。コンクールの場であっても「よく弾ける」は、最上の褒め言葉ではないことを再認識。

9月の間にYoutubeチャンネル「Sanaetakagiklavier」の登録者数が3333ゾロ目になりました。記念のスクショ。ありがたいです。

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コンサートは4公演聴きに行きました。9/5留学時代の母のような存在、ミュンヘン音大で教鞭をとっていらっしゃる関谷さんの演奏会@東京文化会館(小)。ちょうどバッハ平均律講座の直後だったので興味深いプログラム。変幻自在な関谷さんの響きを堪能しました。コンサート後には関谷さんを囲んでの記念写真も(藤井君ありがとう!)。9/11マルク・アンドレ・アムランのコンサート@王子H。プログラミングに痺れてチケットを取りました。ギャスパールが特に素晴らしかった…。昔から好きなピアニストでCDは何枚も持っているのですが念願叶って初ライヴ。多彩な響きにも酔いしれました。9/19勤務校でご一緒している佐野先生のリサイタル@東京文化会館(小)。毎回クオリティの高い洗練された演奏で、今回も大満足と尊敬の一夜でした。ドビュッシーの溶けるような響きがまだ耳に残っています。そして9/25YouTubeで気になっていたカルテット・インテグラのコンサート@王子H。アムランのチケットを取る時に目にして、思わず購入しました。シューベルト「死と乙女」の演奏をYouTubeで聴いて以来、1度生で聴きたいと思っていた20代のカルテット。いや〜、ホント度肝を抜きました。益々チケット取りにくくなりそう(この日も完売)。ウェーベルンも素晴らしかった。ウェーベルンを聴いて初めて腑に落ちる感覚がありました。

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9月は単発も含めて小学生レッスンがいつもより多めでした。うちの可愛い組の1人、Amiちゃん(小3)が入賞したコンクールのご褒美コンサートで弾かせていただき、コンクール公式HPに掲載されました(YouTube)。予選:ベートーヴェンソナタ、セミファイナル:バッハシンフォニア&リーバーマン、ファイナル:ラヴェル、と違う曲で臨みました。今はモーツァルトのソナタ全楽章などを勉強しています。

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