3/22(日)【小林仁の眼差し vol.9】コンサートへ向けて準備をしています。2020年コロナ禍に始まったオンラインでの先生の勉強会。バッハ:インヴェンション・シンフォニア→ショパン:マズルカ→シューマン:ユーゲントアルバム→バッハ:平均律第1巻と進み、コンサートは9回目を迎えます。今回の平均律講座は、あまり出席できなかったのですが、アリアドネ・ムジカと第4番cis-mollの演奏担当をさせていただきました。(アリアドネに関してはこちらにまとめています。第4番の演奏動画はこちら)小林先生の講座の魅力は、先生の長年の経験と博学からの視点です。そのコメントは、ハッとさせられるものが多く、新たな価値観を教えていただく場となっています。
こうしてバッハの作品に向き合うと「ルールと寛容」という言葉が浮かびます。よく言われることですが、バッハの作品には通常の進行から逸脱する場面があります。「あれっ」と思う箇所。ここがとても魅力的なのです。でもそれは、確固たる土台「ルール」の上で行われるからこそ成り立つ世界であることも同時に教えてくれます。名画家たちのデッサン画が緻密であるのと同じく、バッハの作曲技法の多彩さ・分厚さゆえに逸脱が魅力となる。そしてこの「寛容」こそが、推進力を持って曲を物語る原動力になっていることを教えてくれます。この精神はベートーヴェンへも引き継がれていきます。
今回のプログラム、平均律第1巻全曲に加えて、バッハがインスピレーションを受けたフィッシャー「アリアドネムジカ(全20曲)」と、平均律から何曲かアンサンブルに編曲された作品も演奏されます。アリアドネは本来オルガン用の作品。今回はピアノでどのように演奏されるか、しかも全曲聴けるのは稀な体験と思います。
アンサンブル企画で、今回17番As-durをクァルテット(弦楽四重奏)に編曲しました。小林先生から公募があった時、ちょうどリサイタルの準備もある時期だったので難しいかも、と思っていたのですが、仕事先で門下の先輩と話しているうちに「やってみたい」気持ちが抑えられなくなり、夏に作業をしました。先生に提出してアドヴァイスをいただいたのち、新たなアイディアでもう1度書いてこの形に。先日、リハーサルにも立ち合ってきました。宮本先生はじめ、皆さん作品に寄り添ってくださり、本番が楽しみです。17番をピアノで私が演奏しますので、その聴き比べも楽しんでいただけたら、と思っています。
今年2月は占星術的に36年に1度の星の現象があったとのことで、36年前のことを思い出してみました。ちょうど小林先生と出会った年。私のバッハ好きは先生の影響が多大にあると思います。長めのコンサートになりますが、幹事さんから伺った今のところのタイムテーブルも書き添えておきますので、ぜひお越しいただけますと嬉しいです。
【タイムテーブル(3/8現在)】
15:00開演
第1部:アリアドネ・ムジカ全20曲(15:05 - 16:00)55分
休憩 16:00-16:15
第2部 :平均律第1番〜第8番まで(16:15-17:05) 50分
休憩17:05 - 17:20
第3部 :平均律第9番〜第16番まで(17:20 - 18:15) 55分
休憩 18:15- 18:30
第4部:平均律第17番~第24番まで(18:30-19:40)70分
6声のリチェルカーレ
19:40終演
※全体に早まる可能性がありますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
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年明けからいくつか伺った演奏会。1/13松本先生のベートーヴェンプログラムのリサイタルへ。ハンマークラヴィーアに圧倒されました。先生のベートーヴェンを聴くと毎回心が充足し満たされます。2/14&26は陽仁君のコンサート。14日代官山教会ではアンサンブルも含めた大曲が並ぶプログラムで聴きごたえがありました。26日カワイ表参道の演奏では表現への細やかなニュアンスが増えてきたのを感じ、同級生お2人の演奏もそれぞれに個性があってとても楽しめたランチコンサートでした。アンコールの6手連弾も若々しい演奏で良かったです。3/7大翔君の大学卒業演奏会へ。TCMホールの素晴らしい響き…そのホールで大翔君の魅力に溢れたブラームスを聴けて、胸が一杯になりました。よく勉強した4年間、更に研鑽を積んで磨きをかけてほしいです。
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その他、プライヴェートも少し。
春めいてきてお散歩も楽しくなってきました。週に外で3万歩以上を目指しています。本当は5万歩がいいのだとか。年明けの「醤(ひしお)」を仕込んでから、発酵食品への関心が高まり色々試しています。ヨーグルトメーカーを購入したら作りやすくなり、塩麹、甘麹、玉ねぎ醤etc…など。発酵あんこや手作り味噌も気軽に作れて楽しんでいます。この前は、出先の近くに発酵食品カフェがあったので立ち寄ってきました。そして、今更ながらプレトニョフ。ボックスCDを購入しました。どうやったら、こんなテンポルバートが出るんだろう。ここでも「ルールと寛容」を感じます。




