早いもので9月!涼しくなって身体もだいぶラクに感じます。8月後半は休暇も挟みながら、家レッスン、審査、という日々でした。

夏シーズンラストの審査は、ギャラクシティ音楽コンクール本選でした。コンチェルトの褒賞があるコンクールとして、回を重ねるごとに人気を集めており、多くの優秀なピアニストたちの演奏を聴くことができました。このコンクールの特徴のひとつとして、会場となる西新井文化ホールのサイズがあります。大ホールなので、音色の豊かさや音楽内容の濃さがないと、スペース(空間)が埋まらない。普段の練習室で弾いているくらいの感覚だと、いいことをやっていても伝わってくるものがどうしても小じんまりしてしまうのです。特にホールに響く「弱音」の難しさを感じました。12/4には入賞者記念演奏会があり、コンチェルトに推薦された方達がオケをバックに演奏します。審査員の先生は旧知の先生方ばかりで、休憩時間はリラックスして過ごせました。

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生徒たちの暑い夏シーズンをレッスンサポートしながら、審査の多い年でした。それだけ昨年よりステージが戻ってきているのでしょう。欠席者も思うほど多くない所がほとんどで、感染症対策をしながらのこの方向性が持続されていくのを感じました。

4つのコンクールで審査させていただき、コンクールそれぞれに個性がある時代になったのを感じました。レパートリー量、期間、課題曲or自由曲、カテゴリなど、主催者側が「どう学習に役立ててもらうか」工夫を凝らしています。競争の側面もあるのだけれど、それはコンクールの一端であって、参加した全員に音楽を「学ぶ」意義を受け取ってほしい、という主催者の意向がどの会場でも伝わりました。ネットだけ見て「誰々が賞を取った」という情報を得るのと、実際に参加する or 聴きに行くのとでは、だいぶ印象が変わると思います。また、全部を聴くのと一部を聴くのでも温度差はあります。会場サイズや色々なピアノを経験すること、他の先生たちに聴いてもらうことは、部屋の練習では得られない学習があります。次にどうつなげていくか、この視点を大事に継続していってほしい。音楽の才能の行き着くところって「継続」なのでは、と思ったりする今日この頃です。

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プライヴェートでは、自然の中で2泊ほど過ごす予定が、コロナ急増を受けてキャンセル。近場で過ごしました。1日目は、石神井川沿いの遊歩道を練馬区→板橋区→北区と3万6千歩のトレッキング。スタートは自宅、ゴールは王子駅にある飛鳥山公園に設定しヘトヘト。運動不足に効きました。2日目は、川崎市生田緑地内にある岡本太郎美術館へ。見たかった小松美羽展で現代版曼荼羅の世界を堪能してきました。岡本太郎の常設展もとても面白く、また岡本太郎さんも小松美羽さんも「言葉」が印象的でした。「祈り」「霊性」「人間」と根源的なテーマに触れ、生田緑地の緑にも活力を得た1日でした。岡本太郎美術館はフラッシュ焚かなければカメラOK(動画不可)という珍しい美術館。その開かれた遊び心含め、子供達も楽しめます。

 

 

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この夏は体調を崩さないこと、仕事を全うすることに神経を遣いました。秋シーズン、自分の演奏へもエンジンをかけていきたいです。10月出張レッスン、11月新曲初演&録画演奏、また12月はピティナ光が丘ステップでアドヴァイザーをします。年明け本番前のリハーサルに、また年内のステージ弾き納めに、ぜひご活用ください。→ 詳細

レッスン室に新たな椅子が届きました。アンデクシンガー、ドイツ製の油圧式ピアノベンチです。安定感抜群、軋まない!自宅録音の際に椅子音が入らないのも嬉しい。この夏は旅行へ行かなかったし、春から探していたし、ちょっとお高めの買い物でしたが思い切りました。ある程度体重がないと調整が難しいので、使うのは中学生以上かなぁ。コンサート会場ではこのタイプが増えてきたので、生徒たちにも慣れてもらえたらと思ってます。

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