ミュンヘン音大教授・今峰由香先生特別レッスンを今夏も開催しました。ビーテックジャパンにて、ベーゼンドルファーインペリアル2台が入るスタジオでのレッスン。昨夏からのリピーターの方、そして遠方からの参加者もいらっしゃいました。開催にあたって、ビーテックジャパンの石毛様に大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。
<受講生プログラム>
①10:30~ シューマン:クライスレリアーナ Op.16より
②11:30~ ショパン:バラード 第3番 変イ長調 Op.47
③12:30~ ラヴェル:「鏡」より
④14:30~ シューマン:クライスレリアーナ Op.16より
⑤15:30~(2枠)ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番Op.31-2ニ短調「テンペスト」全楽章/ショパン:エチュードOp.25-1
別日には我が家にもいらしていただき、小3~卒業生、そして私もレッスンを受けました。
普段はレッスンすることのない小中学生へも丁寧にご指導くださり、高いレベルの視点からどんどん曲が形になっていく様子に、今回も引き込まれました。今峰先生のアプローチで最も尊敬するのは、楽譜の読みの深さです。楽譜に書かれていることを徹底するほど、自由で表現豊かになることを再認識させてくださいます。先生の頭を駆け巡っているドイツ語・イタリア語・フランス語からの翻訳はとても新鮮で、楽語のニュアンスに関しても細やかに教えてくださいました。この教室に先生がヨーロッパの風を運んでくださること、感謝です。ありがとうございました。
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8/20はピティナG級全国大会を聴きに、第一生命ホールへ出かけました。全国から集まった12人のファイナリストは、中学生2名、高校生9名、大学生1名。1番から9名を聴きました。G級は一番興味のあるカテゴリです。持ち時間約30分、コンサートをする実力が視野に入ってくる級。課題のショパンエチュードを含めたプログラミングを、飽くことなく聴かせられるかどうかも求められます。
生徒は8番目に出場、演奏の耳ストックもだいぶ増えてきた生徒の1人です。音高に入って津田先生から沢山の学びを得て、中学の頃とは音楽への意識が格段に変わりました。この経験を糧に多くの曲を表現できるよう、また勉強・練習を重ねていくと思います。ベスト5賞、おめでとう。私も33年前に賞をいただいた級で入賞してくれて、感慨深かったです。当日の演奏がピティナチャンネルのアーカイブにあります。お時間ありましたら、お聴きいただけたら嬉しいです→ YouTube
金銀のお2人を聴くことができました。金賞の木田さんは色彩豊かな響きが何とも魅力的で、全ての曲で聴き入りました。銀賞の岡部さんはこれまで何度か聴いたことのある方。この日の演奏が最も素晴らしいと感じました。まだ高1のお2人、数年後が楽しみです。
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今年のピティナ全国大会、元生徒がグランミューズ Y カテゴリに出場していました。中学までは一生懸命ピアノを頑張っていて、C/D級では全国大会で入賞していたほど。高校は都内の進学校へ進み、現在、東北大学でリケジョをしています。大学のピアノ部が大変盛んで、そこでの刺激が今回の出場に繋がったそう。時々近況をくれて、勉学を抱えながら仙台でもレッスンを受け、持ち前の頑張りと集中力で全国大会の切符を手にしたことが伝わってきていました。本番数日前には久しぶりに演奏を聴かせてもらって、大人になった様子を嬉しく思いました。また彼女らしく、ピアノライフを継続していってくれると思います。
生徒たちの本番は続きます。