7/28(月)大泉学園ゆめりあホールにて、ミュンヘン音大教授・今峰由香先生の特別レッスンを行いました。今回は外部の生徒さんたちを中心に。毎年参加くださる方もいらっしゃいます。

今回はホール開催。そのため、ホールで演奏する際の注意点やコツなどに多く言及されていらっしゃるのが印象的でした。左右のペダルの量、バランス、本番でどう対応するか、先生の耳がフルに「ホール仕様」になっていらっしゃるのが伝わります。上級の生徒さんたちには、かなり微細なコントロールまでレッスンくださいました。

また、音楽にある「抗う(あらがう)」表現についての話も心に残りました。音楽は美しい中に、どれだけ、なかなか進めないもどかしさ・罪・痛み・毒・闇・抵抗といった表現に敏感になれるか、その重要性を再認識しました。美しく優雅にそつなく弾ける人は沢山いる現代、その先の表現をいかに楽譜から読みとれるかが表現者としてのスキルの幅のように感じました。

暑い中スケジュールを縫ってレッスンに来てくださった今峰先生、そして参加くださった受講生の皆様、そして聴講にいらしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

<今峰由香先生プロフィール>

2002年、弱冠32歳の若さでミュンヘン国立音楽大学ピアノ科教授に就任。その後、国際講習会の講師として招聘されるなど、後進の指導に力を注ぐ。ドイツ音楽コンクールの審査員を勤める等、ヨーロッパを中心に多方面の活動を行っている。

大阪府出身。関西学院大学文学部大学卒業後、ミュンヘン国立音楽大学に入学。'94年最優秀の成績で卒業。その後ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生と して、同大学院マイスタークラスで学び'96年修了。またローマのサンタ・チェチェリア音楽院にてさらに研鑽を積む。シューベルト国際コンクール第1位、アレッサンドロ・カサグランデ国際コンクール第1位、ゲザ・アンダ国際コンクール第3位、エンノ・ポリーノ国際ピアノコンクール、ハエン国際コンクールで入賞、など数々の国際コンクールで成功を収める。

ミュンヘン交響楽団、スイストーンハレ交響楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、コンスタンツ南西フィルハーモニー管弦楽団、ウエストファレン・フィルハーモニー管弦楽団、飯森範親氏指揮ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演など、ヨーロッパのオーケストラのソリスト に招聘される。ヨーロッパ各地でのリサイタル、主要フェスティバルに招待されるなど、活発な演奏活動を行う。室内楽の分野でも活躍、指揮者のロリン・マゼール氏、元ベルリンフィル首席クラリネット奏者ウルフ・ローデンホイザー氏、オーボエ奏者インゴ・ゴリツキ氏等と共演。2016年には日本のLIVE NOTES レーベルより『今峰由香 プレイズ ベートーヴェン』をリリース。レコード芸術特選盤。

今峰由香先生のホームページ→ Yuka Imamine HP

♪♪♪

毎日暑いですね^^; 今のところ麦茶と梅干しで乗り切っています。甘いものでエネルギー補給するより、塩分を取る方が効く気がして夕方に梅干しをひと粒。生徒たちは、マスターコースやコンクール等で刺激を受けながら曲と向き合っています。秋以降のレパートリー作りも始まっていく時期。私も10/18リサイタルへ向けて練習ギアを上げていきたいです。

 

おすすめの記事