2022年もあと半年!季節に感覚が追いつかない😅 5〜6月は、コンサートやマスタークラス、コンクールなど聴きに出かけました。若い世代の先生方の生徒の目線に立った丁寧なアプローチに刺激を受け、生徒たちが素晴らしいホールで弾く姿をじっくり鑑賞でき、昨年より更に出かけられる環境を嬉しく思っていた矢先… ジワリジワリと第7波。影響が最小限であることを願うばかりです。
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夏シーズン審査2022がスタートしました。6月末、久しぶりの北海道へ。会場の六花亭・ふきのとうホールは、銀座・ヤマハホールと同じ建築家の方が作っているそうで、木のぬくもりの感じられる美しいホールでした。審査の仕事前後には、散歩やグルメを楽しむことができました。レンガ造りの北海道庁舎は工事中、門には北方領土返還の看板が。北海道や沖縄へ行くと、華やかな観光の後ろに、政治の問題を常に抱えながら街が生きていることを感じます。
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先日はピティナ特級一次・動画審査に携わりました。高いレヴェルでまとめ上げ、よく練習してあることへ感心・感嘆する一方、新しい息吹を感じる演奏はやや少なめの印象でした。「なんてよく練習してあるのだろう!」並大抵でない練習量とエネルギーを思うと、その頑張りへの評価は点数に結びつきます。特に一次予選なので「手堅く」が前提だったとは思いますが、完成度や安定感が点数になりやすいコンクールにおいて、新しいことへチャレンジしようとする芽を、まだ拙い段階から勇気づけ育てる場になるのは難しいのだろうか、と一方で考えさせられました。何日も「あれは何だったんだ」と引きずるくらいの表現の芽を、新たな世代から聴けるのを楽しみにしたいです。
学校という枠を離れ、仕事にしていく20代後半からの音楽との向き合い方を思うと、多くの書物に触れ、他文化を知り、コンサートへ出かけ、思考にふけり、練習している曲以外の作品にはまり、語学学校へ行き、恋をして … 目前の本番からすれば無駄と思えるようなことが軸になる実感があります。余裕を持つこと、時間をかけること、成熟を待つこと、難しい時代になっているのかもしれない。でも若い人たちに問うことへ、諦めたくない自分がいます。
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束の間のコロナ収まり期になってしまいそうですが、ここ数ヶ月はプライヴェートも楽しみました。高輪散策や(高輪ゲートウェイ駅に初めて行きました!)地元の行ってみたかったレストランへ。そして半世紀目の誕生日を迎えました。ピアノとのお付き合いも45年、「まだよくわからない」と思えるものに出会えていることは、ラッキーでしかないなぁと思います。鳥取から大きなスイカ(大栄スイカ)が届き、熱中症になりそうな時期、助けられました。