まだ譜読みを始めて間もない曲で参加した生徒もいました。その時に、「ゆっくり譜読みを始める時から、音とリズム以外の記述も丁寧に見て、どんな音色を出したいか、イメージしながら練習することを心がける。音とリズムだけバーっと見て、あとは先生のレッスンで味を付ける、というやり方だと自分に残りにくく、少し時間が経つとすぐ忘れてしまう。若い頃から、自分で考えながら楽譜から音を出す習慣を。」というお話が印象的でした。10代半ばから、本人の能動的な楽譜へのアプローチが、益々大切になる時期。レパートリーを作っていくためにも、この心がけを定着できるように、と思いました。
今峰先生は、普段、世界各国からくる大学生のレッスンをミュンヘン音大でなさっています。その目線からのアドヴァイスが、とても刺激になります。ドイツ語の言葉の背景など、生徒は新たな知識からイマジネーションを豊かにしたと思います。
暑い中、聴講にいらしてくださった先生方、ありがとうございました。
今峰先生、12月にコンサートをなさいます。今から楽しみです。