「どうして上手くいかないのか」、疑問が出てきた時は一番のチャンスで、そのための工夫を考えることで、自分の練習方法をもうひとつ創ることができます。
案外ピアノに向かわない時間にヒントがあることも。「いい感性があるのに、練習をコツコツやらない」と言われる人は、手帳に毎日の練習時間を書くだけでも、次へのアイディアが出てくるように思いますし、「感性やイマジネーションが足りない」と感じるなら、コンサートや美術館へ行くことを積極的に増やしてみる、など。「集中力が課題」なら、スタミナ面(食事・運動)が練習の一部かもしれないです。
小さなことでも変化することはエネルギーがいるし、「こんなことやっていて大丈夫なのかな、本当に合っているのかな、効果なんてあるのかな」と不安も出てくるのが常。でも、ここを通らないと進化もないように思います。
すぐに目に見えた効果がなくても、長い目で見ればきっと自分らしい練習スタイルに近づくはず。自らのアンテナを信じて、色々試していってほしいです。