オミクロン第6波、年明けから神経をすり減らす日々。感染症対策をできる限りしながら、活動しています。
1/30 ステップアドヴァイザーとして小金井宮地楽器さくらホールへ伺いました。主催の横田先生とは、私が学生だった頃にお会いしていたことが判明。まだコンクールやステップなど人前で弾くチャンスが少なかった時代、横田先生が主催くださった受験リハーサル会に参加していたのです。◯十年ぶりに当時の記憶が蘇りました。ステップは欠席者1名のみ。皆さんの「弾きたい」熱い気持ちを受け取りました。ご一緒した宮崎先生、和田先生と和やかに1日を過ごしました。次回は4/1大泉学園ステップでのアドヴァイザー&トークコンサートです。
2/12,13は日本バッハコンクール全国大会の審査で王子ホールへ。朝早く着き過ぎてしまって、銀座の街をぶらり。三越前ライオンもマスク姿。担当した中学B部門は、シンフォニア・平均律・フランス組曲が並びました。モチーフやテーマ、ハーモニーのバランスと和声進行の把握、拍子のバウンドキープ、転調・構成・曲のキャラクターetc…やること盛りだくさんのバッハに誠実に丁寧に向き合っている方が多かったです。きちんとしていても華や精気がなければ耳に残りにくく、生き生きとした音楽を感じていても基本がしっかりしていないと聴き映えしない。演奏って本当に奥が深いです。審査員長の石井先生、後藤先生、小鍛冶先生(学生時代、先生の授業でお世話になっていました)、内藤先生との休憩時間の音楽談義も興味深く、話題に上がった本を帰宅してからAmazonでポチ。
1月〜2月、コンサートへも出かけました。熟練した先生方の演奏から、長く続けていくことの意味を噛みしめました。若い頃のトレーニングはまだ序盤。生きることが演奏に滲み出るリサイタルの醍醐味はやはり格別です。2/19生徒はハーフリサイタルのチャンスをオーディションでいただいて、貴重なステージ経験。歴代の素晴らしい入賞者の方々のように、成長を続けてほしいです。
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1月、恒例の教室発表会を保谷こもれびホール・メインホールで開催しました。ビデオクラシックス 林さんの撮影が入る豪華バージョンです。関係者のみの入れ替え制で、感染症対策に気を遣い、無事に終わってホッ。卒業生7名も参加してくれて、成長した演奏を聴かせてくれました。そして司会を担当してくれた碧ちゃん、大学2年生になりました。ピティナB級全国大会まで行った頃が懐かしいです。今もクラシックからポップスまで、彼女らしくピアノ生活を楽しんでます(碧ちゃんのYouTubeチャンネル、登録者数1000人越えの人気!)。
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2月初め、お世話になっている大野先生の発表会に参加し、バッハ「平均律1巻4番cis-moll」とペトリ編曲の「羊安らかに草を食み」を、ルーテル市ヶ谷のベーゼンドルファーで弾いてきました。初出しの平均律cis-mollは本格的に取り組んだのが年明けで、久々のフーガ暗譜に脳を稼動。5声で3つのテーマが現れるので、マーカーでテーマを色分けする原始的なやり方を駆使して入れたのでした。本番直前の通し練習からフーガです(iPadで録画)。ゴルゴダの丘を十字架を背負いながら登っていくイエスの姿が脳裏に浮かびます。
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ウクライナとロシアの事態。ショパンの時代(19世紀)に逆戻りしたかのようなニュースに、今、自分が生きている同じ時間軸で起こっていることが信じられないです。芸術・文化・スポーツetcで、どれだけ世界の平和や友好へ努力しても、たった数日でこんなことになるなんて… 一刻も早い収束を祈らずにはいられません。