12月は2つのコンクールとステップへ伺ってきました。12/11は日本クラシック音楽コンクール 中学1年生の部を審査してきました。
ご一緒した先生方と代表の安藤様と記念写真。三輪先生と松浦先生はよく存じ上げており、小口先生と生井澤先生とは初めまして。終日お世話になりました。クラコンは自由曲なので選曲も大事になってきます。特に中学生の年代の選曲は難しいのかも、と感じました。テクニック的には動けても、精神的な部分で理解が難しいと違う曲に聴こえてしまう事も。とはいえ、少しずつ大人な表現領域にチャレンジを始めていい時期でもあります。今は形になりにくくてもプロセスを大切にして、心身の成長と共に時間をかけて音楽を育てていってほしいと思いながら聴きました。
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12/27は千葉県印西ステップでアドヴァイザーとトークコンサートでした。きおろしステーション・小林めぐみ先生のステップです。以前伺ったことがあり2度目の訪問で、今回はトークコンサート付きでした。アドヴァイザーをご一緒した安倍美穂先生の「星くずの銀河」(ステキな作品!)を含め、年末にお届けしたいメッセージを込めて、「歌」をベースにした3曲を弾きました。
師弟、姉妹、友人、親子での連弾など楽しい演奏が続き、最後の部では70代と80代の方の素晴らしい演奏に触れることができました。瑞々しい演奏に「私も歳を重ねてこんな風にピアノを弾いていたい」と心温まりました。受験やコンクールに追われる世代の皆さんにぜひ聴いていただきたい演奏。どこへ向かって音楽をやっているのか、ピアノを弾いているのか、自分のエリアで精一杯にならない視点を持つことの大切さを、教えていただきました。
アドヴァイザーの安倍先生、上野先生、そして、きおろしステーションのスタッフの皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。
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翌12/28は日本バッハコンクール本郷後期地区予選の審査へ。コンクール終了後、主催の秋山先生、そして審査をご一緒した飯野先生&大田先生と。150名を超えるコメント用紙を書き終えてホッ。どの部門も僅差でした。結果にとらわれず、この本番に向けて重ねてきたバッハ学習を栄養にしてほしいです。特に子供の部は、日々の練習と毎週のレッスンの先にある「経験」と捉えてほしいです。まずは、レッスンで習ったことを復習して練習する習慣をつけることが最優先。コンクール前にコンクールの曲しかギアが入らない、というような学習にならないよう、様々な曲を同時並行して基礎を積み重ねていってほしいです。そして何より音楽を勉強することを楽しんで✨
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今年も1年、ありがとうございました。自分の中での今年のトピックスは、若手演奏家のコンサート企画を3公演主催できたこと、10月の自分のリサイタル。「コンサート」が大好きな人間として、演奏・企画・聴衆、と違った立場から関われていることは喜びです。来年も、音楽と共によい年にしたいです🎍