6月にオケパートの練習ピアノを頼まれているショパン「ラ・チ・ダーレム・ラ・マーノ変奏曲」を勉強し始めました。こういうチャンスでもないと、なかなか知ることがない作品です。

ざっと譜面を見て、音源を聴いてみる。変ロ長調(B-dur)の曲なので、同主調の変ロ短調(b-moll)の変奏が来るのは常套と思うものの、後半のいいところで登場するのです。op.2と若い作品ながら、すでにショパンの変ロ短調の使い方にハッとさせられました。

ショパンの変ロ短調といえば、代名詞のようなソナタ第2番「葬送」。そして、スケルツォ2番、ノクターン1番と名曲が続きます。胸を掻きむしられるような望郷、ギリギリと音を立てる深い孤独感…

このドラマティックなショパンの変ロ短調の色の使い方は、スクリャービンやシマノフスキの初期作品にも受け継がれているように感じます。ショパンの変ロ短調に改めて感動した日でした。

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