暑い夏が到来。あっという間に時間が過ぎていきます。この灼熱?の気温だと、1日無事に過ごせるだけで「花マル🌸」という気分になります。7月は2箇所の審査へ。
ヤングアーチストコンクール予選@清瀬けやきホールでは、寺井先生、フェケテ先生とご一緒させていただきました。この日も暑かったです。お2人の先生とも以前コンクール審査でご一緒していたので、和やかに過ごさせていただきました。
そしてG級二次予選1@かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールで2日間審査してきました。中学生〜大学生の熱演で、カットなし、約20分のプログラム。ソナタも再現で切られることはありません。私自身はピティナはG級からが本格的な音楽家になるための土台作りが始まると思っているので、とても興味深く聴きました。予選を通ってきた粒ぞろいの参加者の中から約6倍の通過率。全国大会へ駒を進めた方は、ぜひ思い切り大舞台を楽しんできてほしいです。そして通過が叶わなかった方たちも実力は僅差、まだまだ伸び盛りなので次回へ向けて勉強を重ねてほしいと願っています。ベテランの先生方とご一緒できたのも嬉しい時間でした。
教室の夏も真っ最中。みんなよく通ってきてくれる!午後2時〜の生徒など、申し訳ないなぁと思いながら、、、(って私が組んでいるわけですが^^;)。送り迎えしてくださっている🚙家族には感謝でしかないです。
毎年恒例になってきた今峰先生をお迎えしてのプライヴェートレッスンを2日間(スタジオノア池袋&我が家)開催しました。小2〜指導者まで14コマ。お忙しい中、時間を作っていただきました。私も受講。我が家のレッスンは、ほぼ1日聴かせていただき、ヨーロッパのレッスンを味わいました。内容を少しおすそわけ。
ヨーロッパの文化や言葉から来るニュアンスは、今回も勉強になったことのひとつでした。例えば Apotheose(アポテオーゼ)。神化、神聖化、という意味ですが、こういう言葉が先生からパッと出てくる。Apotheoseな箇所というのは曲中とても多いですし、その陶酔感は、教会でパイプオルガンをバックに「グローリア!(神に栄光あれ)」と歌うような、ヨーロッパ独特のキリスト教文化に根付く感覚だと思います。日頃からそうした文化を肌で感じながら生活をしていらっしゃる先生ならではの言葉を身近で聞けて、生徒たちも曲へのイメージに臨場感を持ったと思います。今回は終わってから我が家で乾杯。お馴染みになってきた生徒たちのコメントを1人1人頂いて、嬉しいかぎりでした。
本番近い生徒たちのホールリハも行いました。スタインウェイフルコンをホールでどう鳴らすか、美しい音色を引き出せるか。ホールでの勉強会では、その空間感覚を得てほしいと思っています。
自分の練習もしなくちゃ!と焦りつつ、生徒たちの本番も気になり、Aちゃんの応援へ。第6回スタインウェイコンクール本選@イイノホール。私達の時代は、イイノホールで日本音コンだったのです。受けたり聴きに行ったり。それ以来ぶりかな。とても綺麗になっていました。スタインウェイコンクール、前回2020年本選に中学生の生徒が駒を進めていたのですがコロナで中止に。その生徒が高2になったので(音楽家への道を邁進中)、3年ぶりの開催です。
もし本選に行ければ、私が若い頃に憧れていたピアニストの先生方に審査していただけるので、Aちゃんに勧めました。カテゴリBの最年少(小2)参加だったのでドキドキでしたが、無事に予選を通過して目標の本選へ。ちょっと背伸びの曲を、持ち前の頑張り屋さんで準備してきました。何度聴いても生徒の本番は、ついこちらも肩に力が入ってしまいますね。入賞もでき励みになりました。大賞に選ばれるとドイツへ行ける褒賞があるコンクールで、いつかそんな生徒を育ててみたい、と夢が膨らみました。詳しくはスタインウェイHPに掲載されています。→第6回スタインウェイ・コンクール in Japan 本選審査会 結果発表 - Steinway & Sons
オンラインでは、最も付き合いが長い生徒・陽花さんのピティナ特級二次ウォッチ。演奏、インタビュー、仕事が終わってからじっくり鑑賞。次のラウンドへは進めませんでしたが、彼女の持ち味を感じることができ、前回参加の時よりもずっと大人な表現者になっていることを嬉しく思いました。彼女の二次の演奏、お聴きいただけたら嬉しいです。→ ピティナ特級二次予選
今年のピティナ特級、一次動画審査に関わらせていただきました。個性派の演奏が目立ち、選外だった方の中にも印象的な演奏がありました。若きアーティストたちの熱演、今回も注目していきたいです。